今年も活発な動きのあった「デッドラインデー」。

しかし、スペインでは前代未聞の出来事が起きていたようだ。

その当事者になったのは、ベティスに所属していたウクライナ人FWロマン・ゾズリャだ。

ゾズリャは1989年11月17日生まれの27歳。

ドニプロ時代にはUEFAヨーロッパリーグの準優勝にも貢献したストライカーで、その活躍もあって昨夏ベティスへと移籍。しかし、新チームでなかなか出番に恵まれず、出場機会を求めて移籍先を探していた。

そんなゾズリャの目をつけたのが、2部に在籍するラージョ・バジェカーノ。現地時間1月31日(火)の午後10時33分、ベティスはゾズリャのローン移籍を公式サイト上で発表した。

しかし、翌日になってその移籍は解消となり、ゾズリャは急遽ベティスに戻ることになったという。一体どのような経緯があったのだろうか?

事の発端は昨年の夏。ゾズリャがドニプロからベティスに移籍した際のことだ。