『Guardian』など各メディアは10日、「国際アンチ・ドーピング機関(WADA)は、リーガ・エスパニョーラの薬物検査の不足を警告した」と報じた。

スペイン・アンチドーピング機関(AEPSAD)は昨年3月、WADAが定めている検査の基準に準拠していないと勧告された。

そして、マドリードに存在したWADA認定の試験所については6月に閉鎖されている。なお、バルセロナの試験所はまだ存在しており、検査自体が出来ないわけではない。

スペインに対してはその後仲裁機関から援助に繋がるオファーを提供されていた。そこにはFIFA、UEFAとの協力を行うという形の提示も。

これが合意に達していれば、スペインでの検査はFIFAやUEFAによるサンプルの分析の上で行われることになり、国内に認定検査所がなくてもレベルは維持される予定だった。しかし、それはFIFAとUEFAによって拒否され、結局スペイン国内に世界基準と認定された検査所がなくなってしまったのである。

その結果、2016-17シーズンに入ってからのリーガ・エスパニョーラでは、ワールド・アンチ・ドーピング・コードに準拠した薬物検査は行われていない状態になっているとのこと。

なお、ヨーロッパの大会に出場するチーム、そして代表での活動をしている選手に対してはUEFAとFIFAが対応するため、世界基準のドーピング検査が行われている。

WADAはこの状態に対して「世界の大きなサッカーリーグで12ヶ月間もテストが行われていない国があることはまったくもって驚きである」と警告し、できるだけ早く世界基準の認定を受けるよう求めている。