『All Nigeria Soccer』は5日、「ナイジェリアサッカー連盟は、3月23日のセネガル戦でハノーファー96のFWノアー・ジョエル・サレンレン・バジーを招集する」と報じた。

ノアー・ジョエル・サレンセン・バジーは1996年生まれの20歳。ドイツ生まれであるが、父親はナイジェリア出身である。

今季ハノーファー96のトップチームにデビューを果たし、プロ初ゴールも奪取。現在期待を集めているタレントの一人である。

記事によれば、ナイジェリアは3月の代表戦に向けて彼を招集することを決めたものの、試合前までに同国のパスポートの取得が許可されなかったという。

しかし、招集を急ぐナイジェリアはセネガルとの親善試合で彼をプレーさせるつもりで、メンバーに加える方針を固めたとのことだ。

ナイジェリアサッカー連盟関係者

「バジーはナイジェリア代表でプレーすることを許可されるだろう。試合前に国際パスポートの発行は拒否されているが。

ブルキナファソとの予選に彼がプレーできるようにする必要はない。公式戦であればパスポートが必要だが、これはただの親善試合だ」

ナイジェリアはパスポート無しに代表としてプレーできるかどうかを明確にするため、現在FIFAに書簡を送っているようだ。

ただ、基本的に親善試合もFIFAランキングの対象となるAマッチである。それは多くの連盟で大会の出場権などに関わってくるものであり、決して意味のないものではない。

もしまだパスポートの発行が認められていない選手がプレーできるとすれば、多くの抜け道が生まれてしまう気がするが…。

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