イングランド4部リーグ・ツーで珍しい指令を下した監督がいたようだ。

舞台になったのは第35節のプリマス・アーガイル対カーライル・ユナイテッド戦。2位対3位の上位対決だ。

このゲームはプリマスのホームで行われ、前半のうちに2点をあげたプリマスが2-0とリード。プリマスのデレク・アダムス監督としては、狙い通りの試合展開だった。

しかし思わぬ“誤算”があった。それは、ピッチの側でボールボーイをしていた子供たちが選手たちに対し、あまりに早くボールを返していたのだ。

リードしているチームとしては、こうした場面で少しでも時間を使いたいはず。対戦相手は昇格争いをするチーム、さらにはホームゲームであればなおさらだ。

そこでアダムス監督は残り時間が10分になったところでボールボーイを撤収させるよう命令したのだという。

一見、スポーツマンシップに反しているようにも思えるこの行動。しかし、アダムス監督はあくまでこの決定がホームアドバンテージの一部であると考えているようで、「ボールボーイのいないスタジアムもある。我々は、自分たちのいる状況を思い知る必要があったんだ」と述べているそう。

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