『Reuters』は16日、「バルセロナの首脳陣は、ホルヘ・サンパオリ氏を次期監督候補から外した」と報じた。
今季限りでルイス・エンリケ監督の退任が決まったバルセロナ。次の指揮官は誰になるのかという点に注目が集まっている。
その候補として広く報道されていたのがセビージャのアルゼンチン人監督ホルヘ・サンパオリであった。
しかし、今回のレポートによれば、その状況は変化しつつあるようだ。
スリリングなスタイルを持つサンパオリはサポーターに人気がある選択肢であるが、レガネスやアラベスに引き分け、さらにチャンピオンズリーグではレスターに敗れたことでバルセロナからの評価が落ちているという。
さらに、クラブの委員会は「バルセロナとの関係」を重視したいと考えており、タタ・マルティノ体制での失敗を繰り返したくはないようだ。
そこで浮上しているのがエルネスト・バルベルデ(アスレティック・ビルバオ)、フアン・カルロス・ウンスエ(バルセロナ アシスタントコーチ)である。
前者は選手としてバルセロナに所属した経験を持っており、また指導者としてもヨハン・クライフの下で働いていた歴史がある。
また、ウンスエの内部昇格ではルイス・エンリケ現監督のスタイルを継承できるというメリットがある。監督としての実績はないが、選手たちにはかなり信頼されているという。
そしてもう一人はエヴァートンを率いているロナルト・クーマン。バルセロナで選手、アシスタントコーチとして所属した経験があり、指導者としても豊かな実績を持つ。
ただ、彼についてはどうやらそれほどバルセロナ側が前向きには考えていないようだ。