『Calciomercato』は20日、「ミランにシルヴィオ・ベルルスコーニ会長が残留した場合、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督を解任する可能性がある」と報じた。
現在中国への株式売却交渉がうまく進んでいないミラン。いまのところ4月には取引が行われると発表されているものの、中国系コンソーシアムのシノ・ユーロップには資金がないとも言われている。
先日アドリアーノ・ガッリアーニCEOは、中国が買収を断念した場合はシルヴィオ・ベルルスコーニ会長がチームに残ると宣言した。
中国が来なくてもいい…ミラン副会長がぶっちゃける https://t.co/fYGTEzA5Bf
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年3月20日
そして、その場合大きな問題となってくるのがモンテッラ監督とベルルスコーニ会長の間の戦術的な齟齬であるそうだ。
ガッリアーニCEOはモンテッラ氏を支えている存在であるが、一方ベルルスコーニ会長はより攻撃的なシステムを求めていると言われ、以前から戦術面に不満があることも公言している。
この数年苦しんできたミランであるが、モンテッラ監督の下で大きく復活を遂げている。彼自身もミランでの指揮を続けたいという意思があるようだ。
しかしながら、ベルルスコーニ会長との亀裂が彼の将来を不透明にしており、結果を残しながらも解任という状況にもなりかねないようだ。