28日、国際サッカー連盟(FIFA)は「アルゼンチン代表FWリオネル・メッシを4試合出場停止とする」と発表した。

チリとの試合において審判団の2名に対し侮辱的な言葉をぶつけていたメッシは、その場面がテレビに捉えられていたことで大きな罰則を受けることになった。

それが言い渡されたのは、28日に行われたボリビア戦の数時間前だった。アルゼンチンはこの試合で2−0と敗北し、ワールドカップ出場圏外である5位に転落。

アルゼンチン代表のバウサ監督は、「他の選手をプレーさせる準備ができる時間はなかった」とあまりのタイミングの悪さに苦言を呈した。

しかし、一部ではこの出場停止も含めた複数の判断が「FIFAの陰謀である」という論調もあるようだ。

特に、バルセロナが本拠地を置くカタルーニャ地方のメディアがこの論調を持っており、「FIFAがメッシに敵対している」と大々的に報じている。

2016年にクリスティアーノ・ロナウドがFIFA最優秀選手に選ばれていることもあり、FIFAはそもそもメッシを冷遇しているのでは…ということだ。

その原因は、2014年に元アルゼンチンサッカー協会会長のフリオ・グロンドーナが死去したことによる政治力の欠如だとも。

FIFA内での立場がアルゼンチンの冷遇に繋がり、そしてワールドカップ出場権を獲得できない状況になっているのだろうか?

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