『DAZN』とともに、今季から新たに「放送改革」に乗り出したJリーグ。
映像制作や著作権管理を自身で行っていることから、これまで以上に露出されやすい環境になったという。
また、それと並行してデジタル戦略にも積極的であり、J1、J2、J3全試合のハイライト映像やゴール映像がYouTube上で確認できる。
放映権を販売しているリーグにとって、YouTubeなどでゴール動画を配信することはライセンシー(今季であれば『DAZN』)の権利を侵害することにも繋がる。しかし、あえて無料で配信することで『DAZN』の契約者を増やすという可能性もあり、その塩梅は難しいところだ。
現時点でJリーグは、全試合のハイライトや全ゴールをYouTubeで公開することがリーグにとっても『DAZN』にとっても将来的には有益と捉えているのだろう。
では、欧州の主要リーグはYouTubeでの動画配信に対してどのようなスタンスを取っているのだろうか?それぞれに多少の違いはあるものの、総じてみれば世界的な“流れ”が浮かび上がる。
まず紹介するのは、この4月から『DAZN』でも配信がスタートするリーガ・エスパニョーラだ。
リーガでは、全試合にハイライト映像をYouTubeで公開している。ただし、外部サイトに埋め込む場合はこのようにブロックされてしまう。
しかもアップロードが比較的早いので、試合後すぐにゴール映像を視聴することができる。贔屓のチームがある人は、スマートフォンでブックマークしておくべきだろう。
ハイライトには掲載されないものの、その試合で生まれた印象的なプレーもいくつか紹介されている。
ちなみに、スペインではコパ・デル・レイもハイライト映像が公開されている。スペインは試合映像のデジタル配信に積極的な国だ。
続いて紹介するのは、日本人選手が多く在籍するブンデスリーガ。