こちらは、ACLのグループステージ第2節の済州ユナイテッド戦。
0-2とリードした済州は72分、イ・チャンミンがこのロングシュート!GK東口順昭としては防ぎようのない場面だったが、このシーンでも遠藤のボールロストから済州にゴールが生まれている。
遠藤のボールロストから失点するケースが目立つからと言って、不要論や限界説を唱えたいわけではない。
ボランチというのは常にそういった危険性を孕んでいるポジションであるし、遠藤はチームにリズムをもたらすことができる唯一無二の存在だ。セットプレーのことを考えても、長谷川監督の中で遠藤を外すという選択肢はないはずだ。
しかし気になるのは、「アジアレベルにおいて、遠藤は確実に狙われているのではないか?」ということだ。
アジアにおいて遠藤は知名度の高い選手であり、各チームのスカウティング担当も蓄積したデータを持っているはずだ。そのため、積極的とも言える「遠藤対策」を敷いていてもおかしくはない。
その一つが、後ろ向きの遠藤にパスが入った際のプレッシャーである。