こちらは済州戦で遠藤にボールが入る直前の場面。
70分を超えた時間帯でありながら、済州の選手たちは2人が揃って遠藤にハイプレスをかけている。
2-0でリードしている状況で、なぜ済州の選手たちはバランスを崩してまでボールを奪いに行ったのだろうか?その真意は分からないが、これが機動力とフィジカルに欠ける遠藤からボールを奪うための最適な手段であることは明らかだ。
前から来る選手にはほとんどボールを失わない遠藤だが、後ろからの対応は非常に不得意としている(柏戦では前を向いた状態からボールロストし失点しているが)。こうした対策が、ACLではあからさまに採用されていると思えてならない。
遠藤はG大阪のまさに心臓である。そのため、長谷川監督は江蘇蘇寧との試合後、「遠藤のところのミスから失点したというところで、チームに少しダメージがあったのかなと」と話している。
また、遠藤自身は「先に失点してしまったので、ちょっとリズムが崩れたかなと思います」と振り返り、「結果が全てなんで。ミスを繰り返さないようにしたい」と次節への意気込みを語った。