『Corriere della Sera』は28日、「ACミランは、アステラス・トリポリに所属しているGKアントニオ・ドンナルンマの獲得を検討している」と報じた。
アントニオ・ドンナルンマは1990年生まれの26歳。2005年にミランの下部組織に入団し、2012年まで所属していたGKだ。
その後はジェノアへと移籍し、昨年ギリシャ1部のアステラス・トリポリと契約している。
もちろん、彼は現在ミランの守護神を務めているジャンルイージ・ドンナルンマの実兄である。
なぜそれが検討されているのか?つまり、ミランは弟を退団させないために、アントニオを復帰させて説得させるというプランを考えているのだという。
ジャンルイージの契約は現在2018年夏までとなっており、その延長に向けた交渉は進んでいない。
曲者ミーノ・ライオラ代理人はなんと年俸400万ユーロ(およそ4.8億円)という強烈な額を要求しており、さらにクラブのプロジェクトの信頼度を確認するまではサインしないとしている。
一方ミラン側は最大でも年俸320万ユーロ(およそ3.9億円)+ボーナスという提示であり、その両者の溝は埋まっていないようだ。
そして、その状況を利用してマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーなど、列強がジャンルイージを獲得しようとしていると伝えられる。
ミランは「新しいブッフォン」と呼ばれるドンナルンマを引き止めることが出来るのか?今夏の動きは注目である。