UEFAチャンピオンズリーグとDFBポカールでは敗退してしまったバイエルン・ミュンヘンだが、ブンデスリーガ5連覇という偉業を成し遂げた。

今季限りでシャビ・アロンソとフィリップ・ラームが引退することから、今後は世代交代が進むはず。それに向けて昨夏獲得していた逸材が、19歳のポルトガル代表MFレナト・サンシェズだ。

ポルトガルのEURO優勝にも貢献したスーパーボランチだが、バイエルンでは途中投入されるケースが多くレギュラーとはなれていない。それでも、シャビ・アロンソは「彼は非常に重要な選手になるだろう。エネルギーに満ち溢れているし、非常に強く、そしてハングリーだ」と太鼓判を押しており、来季以降さらなる飛躍が期待される。

そこで大きく報じられたのが、彼に設定されている契約の条項であった。

『zerozero』などが伝えたところによれば、そのサンシェズが今季中にもう1試合に出場した場合、バイエルンは前所属先のベンフィカに500万ユーロ(6億円)を支払うことになるよるというのだ!なんでも、25試合に出場した場合に追加で支払うという契約になっていたという。

サンシェズはこれまでブンデス16試合、CL6試合、ポカール2試合、計24試合に出場。もとの移籍金は3500万ユーロ(現レートで42.6億円)だったのだが、そこにさらに上乗せされるとのことだった。

しかし、『FourFourTwo』は3日、「バイエルン・ミュンヘンは、レナト・サンシェズに関する報道は嘘だと発表した」と伝えた。

どうやらこの報道については基本的に間違いであり、そのような事実は存在しないとのこと。ただ、正確に契約の内容を明かすことは規定により出来ないという。

なお、バイエルンの副会長であるヤン・クリスティアン・ドリーゼン氏は「世界最優秀選手などに選ばれれば賞金が払われる可能性はある」と話したとのことだ。

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