『Daily Mail』は28日、「アイントラハト・フランクフルトのDFギジェルモ・バレラは、刺青でDFBポカール決勝戦から追放されたことを批判した」と報じた。
土曜日に行われたDFBポカール決勝でボルシア・ドルトムントと戦い、惜しくも敗れたフランクフルト。その試合でもうひとつ大きな話題になったのが、ギジェルモ・バレラの行動であった。
マンチェスター・ユナイテッドからフランクフルトに貸し出されている彼は、決勝戦を前に右腕に刺青を入れたことにより、感染症にかかってしまった。
それがチームによって禁止された行為であったため、ニコ・コヴァチ監督は彼をチームから追放し、フランクフルトは即座にレンタルを打ち切った。
タイミング悪すぎよ…ユナイテッド保有DFが「刺青」でカップ決勝を逃す https://t.co/QmAWRcmun0
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年5月24日
しかし、そのギジェルモ・バレラは『Suddeutsche Zeitung』のインタビューに対して以下のように話し、フランクフルトの措置はおかしいと訴えたという。
なお、フランクフルトは彼に対して7万ユーロ(およそ866万円)の罰金を言い渡しており、バレラはそれを撤回させるために法的措置も辞さないとのこと。
ギジェルモ・バレラ
「僕の名前は汚されている。
決勝戦の前に刺青を入れたのは僕だけではないんだ。フランクフルトの選手の中でもね。
僕は監督に逆らったことで十字架に磔にされたんだ。
2016年のFAカップ決勝戦の前にも、数人の選手と共に刺青を入れて、そして勝った。
マンチェスター・ユナイテッドでの幸運はスゴいものだったから、僕はそれを繰り返したいと思ったんだ」
なお、フランクフルトのフレディ・ボビッチSDは以下のように話し、命令違反を容認することはできないと宣言したとのこと。
フレディ・ボビッチ
「クラブは、選手が指示に反したことを容認できない。彼はチームに傷をつけた。
刺青をした場所の周りが腫れ、水泡が出来た。それは練習に参加できなくなることを意味する。
我々はレンタル移籍を延長することを考えていたが、それはなくなった。彼はすぐに保有元へ返される」