この後17:00から、U-20ワールドカップの決勝トーナメント一回戦でベネズエラと対戦する日本代表。

ベネズエラはグループステージを3連勝(10得点無失点!)で通過し、今年のU-20南米選手権では、先日、日本を2-0で破ったウルグアイに3-0で快勝した「黄金世代」といって差し支えない難敵だ。

そんなチームを率いるラファエル・ドゥダメル監督は現役時代、フリーキックを蹴るGKとして知られたベネズエラを代表する選手だった。

引退後は指導者となり、2012年から同国のU-17代表の監督へ。その後、U-20代表の指揮官となったが、昨年春、解任があり空白となったA代表の監督に昇格し、現在は兼任で指揮をとっている。

昨夏のコパ・アメリカ・センテナリオではメキシコ、ウルグアイが入った厳しいグループを突破。南米予選は最下位に沈んでいるが、彼が手塩にかけて育てた世代が主力を占めるであろう次回以降には大きな期待が集まっている。

しかし、ドゥダメル監督は日本に対し、ある種の“トラウマ”を抱えているかもしれない。

2013年のU-17ワールドカップで彼が率いていたU-17代表は「吉武ジャパン」ことU-17日本代表と対戦したのだが、この試合でベネズエラは杉本太郎(現徳島ヴォルティス)、渡邊凌磨(現インゴルシュタット)にゴールを奪われ1-3と敗戦。

内容はスコア以上に一方的で、試合後、ドゥダメル監督が「これほどの素晴らしいサッカーには出会ったことがない」と完敗を認めるほどだった。

その時のメンバーはほとんど残っていないため単純な比較はできないが、ドゥダメル監督はおそらくこの試合のことを忘れていないだろう。逆にベンチからこの試合を見ていた三好康児は良い印象を抱いているはずで、先制点を奪い優位に進められれば、指揮官に4年前の苦い記憶を蘇らせることができるかもしれない。

ただ、この2013年大会には今大会のエースであるロナルド・ペーニャが欠場していた点は留意する必要がある。また、このチームはペーニャ、ペニャランダ、ソテルドといった攻撃陣ばかりが話題となっているが、2015年のコパ・アメリカに17歳で選出された守護神ウイケル・ファリニェスは大会でも屈指のGKであり、ゴールを奪うのは簡単ではないだろう。