欧州各国の国内リーグ戦も終わりを告げつつあるが、今回はその中で今季躍進を果たしたクラブを紹介しよう。
昨シーズンのレスターのように優勝とまではいかないまでも、今季も意外なチームがリーグ戦を沸かせてくれた。
アタランタ
まずはセリエAでミラン、インテルなどを抑え4位に入ったアタランタだ。
同クラブは、1962-63シーズンにコッパ・イタリアを制覇したのが唯一のタイトルで、近年は5シーズン連続でセリエAを二けた順位で終えていた。一桁順位は2007-08シーズン以来、何と4位はクラブ最高位となる。
今季指揮官に就任したジャン・ピエロ・ガスペリーニは3-5-2フォーメーションを基にチームを構築。
2000年代前半、ジョヴァン・ヴァヴァッソーリ監督やゼノーニ兄弟らを擁し2年連続1けた順位を記録したが、黄金時代を再び迎えようとしている。
育成の名門だけあり若手が最大の魅力だ。アンドレア・ペターニャ、マッティア・カルダーラ、レオナルド・スピナッツォーラら躍動した若手はイタリア代表にも招集。シーズン前半戦に活躍したロベルト・ガッリャルディーニは既に冬インテルへ引き抜かれ、カルダーラもユヴェントスに保有権を買い取られた。
今後も草刈り場となることは必至だが来季ELと共にまたリーグでの好成績を期待したい。