ニース
2002-03シーズンにリーグアンへ昇格して以降、ニースは侮れないチームとして15年近く残留を勝ち取ってきた。
昨季はリーグ4位、今季は3位、しかも、「+27」という得失点差はビッグクラブに引けを取らない内容である。
問題児マリオ・バロテッリを擁することで知られるが、ルシアン・ファヴレ監督はうまくコントロールしているように見える。バロテッリは少ない出場機会ながらチーム得点王の15ゴール、アラサヌ・プレアと共に前線で核となった。
2016年までクロード・ピュエル監督が作り上げたチームから、ナンパリス・メンディ(レスターへ移籍)が抜けたが、ルシアン・ファヴレ監督はバロテッリとダンチ(ボルシアMGでも同監督の下でプレー)という2人の経験豊富なメンバーを加えた。さらに、17歳のマラング・サールを抜擢するなど、若手起用も忘れてはいない。4-3-3システムを基本に3-5-2にも対応するなど、いかにもファヴレらしい柔軟な戦術面を見せる。
ジャン・ピエール・リヴェール会長はクラブの設備投資を行っており、「インフラが整備されて初めて成長することができる」と語っているが、“強い”ニースはしばらく続きそうだ。