『Daily Mail』は24日、「2014年ワールドカップに出場したロシア代表チームに組織的ドーピングの疑いがあるとして、FIFAが調査を行う予定となっている」と報じた。
2016年に行われたリオ五輪で出場を一時不許可となったことで大きな話題になったロシア。最終的には厳しい条件付きでの出場となったが、国家単位での組織的なドーピングとその隠蔽が行われ、サンプルのすり替えなどがあったと指摘されている。
そして先日、WADA(国際アンチドーピング機構)の委託を受けたカナダの弁護士リチャード・マクラーレン氏が、「ロシアにおいて少なくとも1000人の選手が制度化されたドーピング支援を受けている」と報告した。
その中にはロシアの国内トップレベルでプレーしている選手34名が含まれており、2014年ワールドカップに出場した23名が入っているとのこと。そして、その23名のうち5名は今回のコンフェデレーションズカップにも出場している。
これらの選手についてはいくつかの尿サンプルに不規則性があることが発見されており、陽性反応が出たいくつかのものを隠蔽した可能性があると考えられているようだ。
この疑惑に対して、FIFAは各方面の報告から詳細な証拠をある程度掴んでいるものと思われている。ロシアでは来年ワールドカップが開催されることが決まっているとは言え、何らかの行動を起こすことを余儀なくされる可能性が高いとのこと。