『Ghanasoccernet』は13日、「元パルマのガーナ人MFソロモン・ニャンタキーは、母と妹の殺害容疑で逮捕された」と報じた。
記事によれば、ニャンタキーが逮捕されたのは水曜日の朝。パルマから電車に乗ってミラノ中央駅に降り立ったところで身柄を拘束されたという。
その後、数時間に渡る尋問の中でニャンタキーは母と妹を殺害したことを自白したとのことだ。
事件は火曜日の午後、パルマ市内のサン・レオナルド通りにあるニャンタキーの自宅で発生した。そこにはソロモンの他、父と母、25歳の兄と11歳の妹が暮らしていたとのこと。
殺された2人の遺体は兄のレイモンドによって発見され、その犯人がソロモンである可能性が高いとして捜査が進められていた。
ソロモン・ニャンタキーは1996年生まれの21歳。パルマの下部組織で育成された選手で、プリマヴェーラでは主力として活躍した時期もあった。
しかしパルマの破産によって退団することになり、トゥットクオーロ、イモレーゼと小クラブを渡り歩いたあと、今夏フリーエージェントになっていた。
なお、報道によれば彼はサッカーを行う側らで麻薬のディーラーや犯罪的ビジネスで仕事をしていたという。パルマのアカデミーでコーチをしているクリスティアーノ・ルカレッリ氏は「ニャンタキーはうつ病で苦しんでいた」と話している。
また、ロベルト・ドナドーニ氏や上記のルカレッリ氏の証言によれば「ニャンタキーは非常に珍しいほどおとなしく内向的な少年で、誰とも打ち解けなかった」とのことである。