中米でまた悲劇が繰り返された。

15日、パナマ代表のMFアルミカル・エンリケスが自身の故郷であるコロン県で発生した銃撃戦に巻き込まれ死亡した。享年33歳。

エンリケスはコロン県を拠点とする地元アラベ・ウニドでデビューした後、2009年以降は南米コロンビアを主戦場にプレー。パナマ代表としては昨年のコパ・アメリカ・センテナリオに出場するなど2005年から82キャップを記録していた。

今季から古巣アラべ・ウニドに復帰し、12日の国内リーグ戦にも出場していたが、15日に発生した銃撃戦に巻き込まれて被弾し、その後、病院に搬送されたものの帰らぬ人となった。

2018年ロシア大会で悲願のワールドカップ初出場を目指すパナマ。現在、北中米カリブ海の最終予選でアメリカ、ホンジュラスを抑え、出場圏内の3位に付けているが、エンリケスはそんなチームを長年ボランチとして支えてきた主力選手だった。

治安の悪さが深刻な中米ではサッカー選手が巻き込まれる事件も相次いでおり、2015年にはエルサルバドル代表のアルフレド・パチェコ、ホンジュラス代表のアルノルド・ペラルタがそれぞれ命を落としている。

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