12日(水)に開催された第97回天皇杯の3回戦。
J1の舞台で調子を上げている川崎フロンターレはザスパクサツ群馬を4-0で下し、ベスト16に進出した。
時折雨が降るコンディションの中、前半を2-0で折り返した川崎。
鬼木達監督も「2点目が決まってゲームがラクになった」と話した通り、44分に決まった追加点が試合の行方を大きく左右したのだが、このゴールを演出した中村憲剛のパスが見事だった(02:14から)。
1-0で迎えた44分、左サイドで家長昭博からパスを受けた中村。
一旦は反転しゴールに背を向ける動きを見せていたのだが、後方から森谷賢太郎が走ってくるのを見るとすかさず前方へパス!
少々無理な体勢であったが、こうしたパスコースを見つけ確実に通してくるのが中村だ。
結局中村のパスによって群馬の守備陣形は完全に崩れ、最後は右サイドから駆け上がってきた田坂祐介が強烈なミドルシュートを突き刺しゴールに。
群馬はDFの枚数が揃っていただけに、中村のパスと森谷のフリーランにやられたといった感じだろうか。