フットボールに欠かせないアイテムといえば、スパイクだろう。
『talkSPORT』がそのスパイクを巡る興味深い話題を伝えていたので紹介する。
マンチェスター・シティでデビューし、1970年代にイングランド代表としてもプレーしたFWスタン・ボウルズの話だ。QPRでは300試合以上に出場し、7年に渡って『10番』を着けたレジェンドでもある。
当時彼は『Gola』というスパイクブランドと契約しており、代表戦1試合をプレーするごとに200ポンドのボーナスを貰っていたそう。なんでもメーカーの担当者が金の詰まったブリーフケースを持って契約選手たちが滞在するホテルにやって来ていたとか。
スタン・ボウルズ
「『Gola』のTシャツを着て紙面に載ると、インセンティブとしてさらに50ポンド貰えたんだよ。なので常にそういうことに熱心だった」
その後、『adidas』の担当者がやって来て、彼に250ポンドでの契約を持ちかけてきたそう。
スタン・ボウルズ
「早いクリスマスがやって来た、と思ったね。
(チームメイトからどうする?と聞かれると以下のように答えた。)
450ポンドのためなら、それぞれのスパイクを片足ずつ履くさ。
私がやったことを数日後まで誰も気付かなかったよ。だが、それが分かった時、彼ら(メーカー)はあまりご機嫌じゃなかったね」
どうやら試合で実際に片方ずつ履き、契約金をダブルゲットしていたらしい…。今なら考えられないことだろうか。