今夏のマーケット初期に起こったパトリク・シックの移籍話は、未だ宙に浮いたままとなっている。
サンプドリアで昨季ブレイクしたシックは、早い段階でユヴェントスへの加入がほぼ決定していた。
ユヴェントスの公式サイトも彼が到着したことを明らかにしていたのだが、その後音沙汰がなくなった。
それは後にメディアによって「メディカルチェックで問題が見つかったため」だと伝えられた。
シックの心臓には不整脈が確認され、少なくとも1ヶ月は様子を見て再検査する必要があるとユヴェントスは判断したというのだ。
しかし、シックの代理人やサンプドリアはそれを否定。ただのハードスケジュールから来る炎症であり、検査の結果は問題ないと発表したのである。
ユヴェントス側が求めた契約条件の再交渉をサンプドリア側が拒否したことで、移籍はストップする事になったのだ。
『Sky Italia』によれば、シックはミラノで再び健康診断を受けており、今回の結果は全く問題のないものだったという。
現在彼にはインテルが接近していると言われている。
しかしユヴェントスとの再交渉という可能性もあり、トッテナム・ホットスパーやモナコといった他国のクラブからのオファーもあるという。
病気騒動に悩まされたパトリク・シック。まさに病気に翻弄された形であるが、最終的にステップアップに成功するだろうか?