ロビー・サヴェージ
「家に帰れば、皆と同じような心配と悩みを持っている。私にとってそれは難しい。仕事がうまくいかない事があれば、皆と同じように解雇されるのではないかと恐れている。
十分な役割を果たしていないかもしれない、十分なキャリアを持っていないかもしれない…人々はいつも私を貶めたいのではないかと思っているし、それに対処するのは難しい。
2007年にブラックバーンでプレーしていた時、私は足を壊した。そして、暗い場所、悪い場所へ行ってしまった。そして、引退して以来、まだどうしていいのかがわからない。
今でも苦しんでいることを認める。それが、安心感を得るためにドクターと話している理由なんだ」
「サッカー選手としては、自分の夢を追いかける中で自然にやってきたものだ。上手くやっているかどうかは分かっていた。限られた能力で、とてもいいキャリアを送れた。
しかし、ジャーナリストとしては訓練されていなかった。メディアの仕事は自然ではない。サッカーが終わった後の人生が送れるのは幸いであるが、他の皆と同じような心配とプレッシャーがある。
私はメンタルヘルスについての物事をオープンに出来る者の一人だ。予防は治療よりも重要であることを知っている」
「現在のサッカー選手や元選手、さらにそこで働いている人々の多くが、メンタルヘルスに苦しんでいる。しかし、彼らはそれを話すことはない。
ギャリー・スピード(元ウェールズ代表DF、2011年に自殺)は親しい友人だった。
彼は誰にでもオープンではなかった。私は、彼にそれを話してほしかった。トラブルを未然に防ぐために。
あの自殺の三週間前に彼と会っていたんだが、何の兆候もなかったんだ。共にプレーしていた時の、あのギャリーだった。キャプテンであり、素晴らしいリーダーのね。ウェールズで偉大なことをやった男だったんだ」
評論家は辛い…ロビー・サヴェージが精神疾患を告白
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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