『AD』は9日、「ルイス・ファン・ハール氏は、現在のサッカー界のシステムは腐っていると話した」と報じた。

今夏のマーケットではネイマールがバルセロナからPSGへ移籍し、その価格が2億2200万ユーロ(およそ286.1億円)という莫大なものであったことで話題になった。

カタール航空がバルセロナのスポンサーを離れたタイミングで、カタールの支援を受けるPSGがネイマールを獲得する…その動きには各所からきな臭さがあるとも指摘されている。

かつてバルセロナで指揮を執ったことで知られるファン・ハール氏は以下のように話し、サッカー界に警笛を鳴らした。

ルイス・ファン・ハール

「システム全体が腐っている。それはより明らかになってきているよ。

ネイマールの取引がどのように起こったのかを見てみれば、それはシャイフ(アラビアにおける首長)の復讐劇であったことがわかる。スポンサーとして、バルセロナを追い出されたからね。

これはお金を考えて行われたものではない。それはシャイフと、彼の感覚だけで実施されたものだ。

監督は何もすることが出来ない。サッカーは最も純粋な世界ではないのだ。

私は46年間働いてきた。自分だけで世界を変えることは出来ない。

UEFAやFIFAはそれをやるべきだよ。しかし現代では、その2つの連盟よりも、各クラブのほうがより力を持っているように見えるがね」

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