『BBC』は11日、「リンカン・シティのファンであるシモン・チャンター氏は、ピンクのブラジャーを着けて応援をした」と報じた。
先日リンカン・シティはスティーヴェネッジとのアウェイゲームに臨んだ。そこに遠征したシモン・チャンター氏は、上半身裸にピンクのブラジャーを着けてスタジアムに入場したのだ。
そして、警備員には「ブラジャーをチェックするかい?」と聞いたという。また、彼はパブでも路上でもその格好で歩き、多くの注目を集めた。
What a day imps sidarmy pic.twitter.com/TRYPbKC860
— Simon Chanter (@sidtheimp) 2017年9月10日
しかし、彼は遊びでこれをやったわけではない。理由は「抗議活動」である。
発端は8月21日に行われたスティーヴェネッジ対グリムズビー・タウンの試合で発生した事件だ。
グリムズビー・タウンの女性サポーターが観戦に訪れたところ、セキュリティを担当する警備員から「ブラジャーを確認する」と言われたという。
スティーヴニッジは「反社会的行動に参加する高リスクのグループを発見した」と発表し、手続きに問題はないと主張した。
しかしグリムズビー・タウンのサポーターグループはこれらについて批判し、議論を巻き起こす結果となった。
つまりシモン・チャンター氏は「女性のブラジャーは確認するが、男がブラジャーを着けていて、そこに何かを隠しているかもしれないのに、確認しないのか?」と主張したわけである。
シモン・チャンター
「ブラジャーをチェックしたいかどうか聞いたが、帽子を取って見せてくれというだけだった。
グリムズビー・タウンのファンがスティーヴェネッジでブラジャーを確認された話を聞いた。男性のスチュワードが男性を、女性のスチュワードが女性を見るべきだと思うが、ブラジャーまでチェックする必要があるかね?
リンカーンのファンも何人か『ブラジャーを着けている』と言っていたが、私が買って着けたほうがいいと思ったんだ。
今後について?そうだね。がん研究への寄付(そのシンボルカラーがピンク)でも集めようかな?他の試合でもこのブラを着けて行くか。1ヶ月以上これを続けるかどうか考えるかもしれない。
何か別の形で、助けになれるかもしれないからね」