ワールドカップアジア3次予選で日本代表と激闘を繰り広げたオーストラリア代表。

グループB3位となった彼らは来月にシリアとの4次予選が控えている(それに勝利すると北中米カリブ海予選4位チームとの大陸間プレーオフに進出)。

ただ、オーストラリアサッカー連盟(FFA)は現在問題を抱えており、FIFAが正常化委員会の設置を検討しているという。『SBS』などのメディアが伝えている。

FFAの拡大案について、利害関係者である3者(Aリーグ、州連盟、Professional Footballers Australia)の合意がなされていない。それが11月30日までにまとまらなかった場合、FIFAが介入することになるとのこと。

FIFAはこの1年半でカメルーン、アルゼンチン、ギニアにも介入してきた。

『The Sydney Morning Herald』によれば、オーストラリアサッカー界を巡ってはこの1年ほど内紛状態にあるとも。

揉めているのは、FFAの新たな枠組みについて。これまでは連盟内の投票権10のうち、9つを州連盟が占めてきた(残り1つはAリーグ)。つまり州連盟が強い力を保持してきたということのようだ。

それを拡張するようFIFAは求めており、州連盟側は投票権を15に拡大することを提案。だが、その内訳は9(州連盟)、4(Aリーグ)、1(PFA)、1(女子サッカー)というもの。

これでは州連盟がFFAのメンバーを恣意的に選ぶことができる権力を依然として持つことになるため、AリーグのクラブとPFAから拒絶されることになった。

そういった状態が続いており、11月末までに合意に至らなかった場合、FIFAが介入することになるとのこと。ただ、Aリーグが実権を握りたいという思惑もあるとも…。

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