現在行われているワールドカップ予選。アジアは既に3次予選が終了し、10月にはシリアとオーストラリアによるプレーオフが行われる。

10月上旬のインターナショナルマッチウィークは南米や欧州のクライマックス。多くの注目を集めることになるだろう。

そして、欧州予選ではかなり珍しい記録が達成される可能性があるのだ。それはグループDのウェールズである。

現在勝点14で2位につけているウェールズは、ここまで3勝5分けの無敗という成績だ。

しかし今回の予選は、各グループの1位のみが本大会出場を決めるのみ。加えて9グループのうち、2位の上位8チームがプレーオフに進む形だ。

そして、無敗のウェールズは現在全グループの2位の中で最も成績が下。9チーム中9位になっているのだ。

このため、もしこの状況が変わらなかった場合、無敗なのに予選敗退ということに…。

ちなみにこれまで無敗で予選敗退したのは、ワールドカップの歴史上でも8回しか存在しない。

1974年大会のハンガリー、ベルギー、コロンビア。1978年の東ドイツ。1998年大会のアンゴラ、2002年大会のカザフスタン、2006年大会のイスラエルとモロッコだ。

今回ウェールズが無敗で敗退すれば、12年ぶりの珍記録となる。10月6日にジョージア戦、10月9日にアイルランド戦を控える彼らの試合に、いろいろな意味で注目が集まりそうだ。

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