EURO2016で準決勝に進出したウェールズ、残念ながら優勝はできなかったが快進撃を見せた。

ウェールズと言えばイギリスの1地域である。本国のEU離脱と運命を共にするのか、独立の方向へ進むのかが話題になっている。経済的には暗い状況にあるが、快進撃がそれを吹き飛ばしたという。

『The Sunday Times』によると、英国ビール&パブ協会の予測ではポルトガル戦の一夜で110万パイント以上(1パイントは約568ml)のビールが販売され、ウェールズ地域だけでも30万パイントだったという。

価格に直すと、それは100万ポンド(およそ1億3000万円)の売り上げアップになるという。

EURO2016が開幕した週末は前年比41%アップの売り上げを記録していると話題になったが、その勢いはとどまることを知らなかったようだ。ちなみにイングランドでは23%アップ、北アイルランドでは29%アップと言うのだからウェールズの盛り上がりもわかるというもの。

「地図上でウェールズが認められた」とはウェールズの書記アラン・ケアンズのコメントで、今後は観光のPRのために代表チームのメンバーを使う可能性も示唆されている。

ちなみにイギリスではおよそ18%の人がEUROの試合のために有給を消化し、それ以外の人もこっそり職場で観戦したと専門家が分析している。サッカーのために仕事をしないのであれば、経済効果は単純にプラスといって良いのかは何とも難しいところだ。

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