ブンデスリーガ第8節、ヘルタ・ベルリン対シャルケ戦がオリンピアシュタディオンで行われた。キックオフ前にはこんな場面が。

片膝をつくヘルタの選手たち。「ヘルタは寛容と責任を支持する!寛容なベルリンと偏見のないの世界のために、これからもずっと!」とのコメントが記されている。

このシーンは、米国『Washington Post』や英国『BBC』などでも伝えられるなど話題だ。

このポーズはもともと、NFLサンフランシスコ・49ersのQBコリン・キャパニックがやったもの。

アフリカ系米国人に対する人種的不公平と警察の蛮行に対する抗議を意味するもの として、昨年からキャパニックはアメリカ国歌斉唱の際に膝を折ってその意思を示してきた。

それが「Take a Knee」として広まったのだ。

その後、アメリカのドナルド・トランプ大統領が「国歌の際に起立しないNFL選手はクビになるべき」との立場をとったことで、それにNFLチームやオーナーたちが反発する事態にもなった。

ヘルタはキャパニックにならう形で、寛容さを支持する意思を示したようだ。

なお、試合はヘルタの原口元気が前半に一発退場。後半に得点を奪ったシャルケが0-2で勝利している。

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