「風が吹いている、ここで生きている」

そして、第2試合目はついに来た!VONDS市原とサウルコス福井の大一番である。優勝候補同士の2回戦である。

まるおかスポーツランドとはそんなに好相性ではないサウルコス。多忙店長さん(@dreamtoj20XX)によれば、アウェイ側には魔除けの札が貼ってあったという…。

ついでにサウルコスは2013年に3回戦まで進んだのを最後に、3年間2回戦を突破したことがない。地元で乗り越えるべき大きなハードルだ。

その試合で、サウルコスは前半に風上のポジションを獲得。トップの右を務めた山田雄太選手がサイドバックの裏を執拗に狙ったことが功を奏した。

市原はこれによって左にポジションを取るレナチーニョが孤立し、最終ラインも下がっていた。福井はそのアドバンテージを生かし、攻め込んでいく。

11分には山田雄太選手が先制点を決め、さらに21分には松本翔選手が「サッカー人生最高のフリーキック」と言うほどの鮮烈弾!

40分にもエース松尾篤選手が得点を追加し、スコアは前半のうちに0-3に。

これは勝てるかもしれない…福井サポのほとんどが思っていたに違いない。いや、というより僕がそう思っていた。今考えれば甘かったな…。

【次ページ】魔法がかけられた