「今日もここからヒーローが出るよ!」
予報とは違い、14日の天気は大きく崩れることはなかった。
しかしこの日は一転、朝からポツポツと断続的に弱い雨が降る天候。それ以上に大きかったのが風である。
まるおかスポーツランドでもメインスタンドから見て左から右に強い風が吹き、プレーに大きく影響を与えるだけのものだった。
「ここでこれだけ吹くのだから、海沿いのテクノポートと三国ではどれだけ強いのだろうか…」と感じたほどである。
座った場所の目の前にはアルテリーヴォ和歌山のベンチ。開始前の準備をするチームからは『今日もここからヒーローが出るよ!』という声が出る!いい言葉だなー…近いうちにパクろう。
視察に来たサウルコスの選手が周りに座るなか、試合はキックオフを迎える。
RCランスを思い出すトランペット応援、そして風上のポジションに後押しされる和歌山が序盤から優勢に進めていく展開。
そして20分、それが生きる形で長いボールが抜けたところから先制点が生まれる。裏のスペースに澤野康介選手が飛び出し、ネットを揺らす!
1-0でハーフタイムに入ったところで、筆者は昨日食べ損ねた「まかない」を勝ち取るため売店へ!しかしそこには長大(というほどでもないけど)の列が!なんとか手にすることが出来たが…。
勝ち取ったぜ!その間に1-1になってた… pic.twitter.com/5ThuYCmwxM
— 籠信明 / Kago Nobuaki (@cage_nob) 2017年10月15日
帰ったら1-1になってた…風上に移った宮崎が同点ゴールを決めていた!流れが悪いな!オレの流れが!
風下になった和歌山は、プレスがかかればチャンスになるが、そこを外されるとギャップを狙われてしまうという内容。
とはいえ、宮崎は風上であることを活かしているかといえばそうでもなく、どう転ぶかわからない状況だった。
そこでチャンスを掴んだのは、和歌山だった!後半29分、コーナーキックか西村勇太が滑り込みながら押し込んだ!
そして試合はこのまま1-2で終了。和歌山が終盤に勝負強くセットプレーをものにしたといえるだろう。ヒーロー、出たね!
余談だがこの試合のアナウンスは消え入るような福井弁の女子。発見でした。そういえばスタジアムDJって、標準語である必要ないよね!これは新しい…。