『Globoesporte』は13日、「イタリア・セリエAのインテルは、ブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザをサントスに移籍させたい」と報じた。
2016年8月にサントスから2950万ユーロ(およそ39.1億円)+ボーナスという大きな額でインテルへとやってきたガブリエウ・バルボーザ、通称「ガビゴウ」。
かつてはネイマール二世とも呼ばれた左利きのストライカーは、セリエA初年度でわずか1ゴールと低迷。
今季はベンフィカに貸し出されたものの、ここでも時にサイドで起用される程度で、まだ出場時間は2時間に満たない。
そのためベンフィカは今冬のマーケットでレンタル期間を打ち切り、インテルに返却する予定だという。
しかし、インテルのスパレッティ監督は彼を戦力としては全く考えていない。
そのため、彼を復活させるための手段として古巣サントスに帰ってもらうというプランを持っているそう。
以前は同じグループである中国の江蘇蘇寧に送るという噂もあったが、それよりは慣れ親しんだ母国のクラブに…という判断だ。
しかし、サントスにはガブリエウ・バルボーザの給与を支払える余裕がない。
サントスの会長を務めるカルロス・ペレスは「問題は経済的なものだ。給与の半分を支払うという可能性もない。インテルが余剰の選手を貸し出すのだから、彼らが支払うべきである」と話し、負担は一切認めない方針を明らかにしている。
その一方、『UOL』は「ガビゴウに対してサンパウロとフラメンゴが関心を寄せている」と伝えている。
彼らはどうやら賃金の一部を支払うことができるとのことで、インテルに打診を送る準備があるという。
39億円で獲得した選手が1年半後にはタダ同然…というのは、インテルにとってはあまりに悔しい出来事。才能に疑いはないガビゴウ、来年その復活が見られるだろうか?