『L’Equipe』は20日、「バレンシアは、パリ・サンジェルマンから借りているゴンサロ・グエデスの買い取りに動いている」と報じた。
今季リーガ・エスパニョーラで驚きの成績を残しているバレンシア。昨季は混乱の極みにあったが、それから一転好調が続く。
その原動力となっているのがPSGから借りたポルトガル代表MFゴンサロ・グエデスである。
しかし彼の契約には買い取りが可能な条項が付随しておらず、移籍金についてはPSGとの交渉が必要になる。
ただ、ここでカギになっているのがPSGの財政問題である。今夏ネイマールを獲得、来夏はキリアン・エンバッペの移籍金を支払わなければならない。
彼らはファイナンシャル・フェアプレーの制裁を避けるために今季の赤字6000~7000万ユーロ(およそ80.4~93.8億円)を削減する必要がある。
ハビエル・パストーレやアンヘル・ディ・マリアの売却もそれに従って進められていると考えられている。
その状況を利用し、バレンシアは3500万ユーロ(およそ46.9億円)というかなり「頑張った」オファーを提示したという。
そして、PSGはそれに対してある程度すでに合意しているとのこと。まだ取引は行われていないものの、今後手続きが進められていくとのこと。
アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドも狙っているというゴンサロ・グエデスであるが、水が合ったバレンシアならさらなる活躍を見せられるだろう。