『Gazzetta dello Sport』は27日、「ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、自分はセリエA最悪のコーチだと話した」と報じた。
先月末にヴィンチェンツォ・モンテッラの後を継ぐ形でミランの監督に就任したガットゥーゾ氏。
それからの6試合で2勝1分け3敗と黒星が先行し、チームを掌握しきれない状況が続いていた。
しかし27日に行われたコッパ・イタリア準々決勝では、宿命のライバルであるインテルを相手に1-0と勝利することに成功。
重要な試合を白星で終えたガットゥーゾ監督は、会見で以下のように話したという。
ジェンナーロ・ガットゥーゾ
「我々はネガティブな時間を迎えていた。したがって、この試合はとても重要なものだった。
ミランの仕事に何が求められるのか、最初の日から分かっていた。ビッグクラブは何年も勝利を重ねてきた存在であるが、選手は大きく変わってきた。
我々は苦しんでいる。しかし、その一方でクオリティは持っていた。我々は今夜、戦えること、そして力を出せることを見せたのだ。
選手全員を褒めたい。私は選手として全てを手に入れてきたが、監督としては始まったばかりだとわかっている。
キプロスやピサでは指揮を執ってきたが、ミランではまだ満足していない。
1月には40歳になる。ただ、まだ選手であるように思っている。成功に飢えているし、進化できると信じている。
私は過去を見ない。この勝利が全ての問題を解決するといえば嘘になるだろうが、我々に少しだけ息をつける時間を与えてくれるよ。
おそらく、私はセリエAで最悪のコーチだが、常に勝利を求めている。息子と庭でサッカーをしている時すらね。
選手たちには、今夜の結果がフロックではないということを証明して欲しい。次の試合でも」