『Mirror』は25日、リヴァプールU-18で監督を務めているスティーヴン・ジェラードのインタビューを掲載した。

一昨年アメリカで現役を引退し、今季から指導者としてのキャリアをスタートさせたジェラード。

10試合を終えた時点で5勝5分けの4位につけており、U-18プレミアリーグで唯一無敗のチームとなっている。

コーチとしての半年のキャリアについて、ジェラードは以下のように話したという。

スティーヴン・ジェラード

「私は、自分がプレーしていた頃のものを持ち込むことは絶対にしなかったよ。現役時代の映像も使わない。

戦術的な何かを見せる必要があるときは、必ず今のリヴァプールのファーストチームと、そこにいる選手のものを使っている。

選手としてのキャリアはもう終わった。自分について言えば、生徒のキャリアに最高のチャンスを与え、これからの道を整えて、導いて、助けようとすることだ。

明日起こることに向けて取り組む。昨日起こったことを考えるのではなくてね」

「生徒は、最初は私を選手のように見ていたと思うね。プレシーズンでは、彼らはシャイで静かだったよ。

ただ、今朝の彼らを見れば、もうそんな状況ではないことは分かるだろう。彼らは今快適に過ごしており、私がコーチとして真剣に取り組んでいることも気づいてくれた。

信頼を得る必要があったんだ。私が正しい仕事の倫理を持っていることを、彼らに示さなければならなかった。

いつも確固たる基礎の上にいなければいけない。個々の選手にも、集合的にも、改善するための時間を与えなければならない。それが最も重要なポイントだった」

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