スティーヴン・ジェラード
「ロサンゼルスで4~5ヶ月の休暇を取ったときには、『もうプレーできない』という事実を乗り越えるのは難しいと思ったね。
ただ、今の私は予想よりもいい状況にあるよ。あの状況からは前に進んでいるし、指導をすることが空白の一部を埋めてくれる。
もちろん、全部を埋めてくれるわけではないけどね。私はサッカーをプレーすることが本当に大好きだったから」
(君が経験した指導者には、激昂したり、物を投げたりする人もいたが)
「選手たちの前に立って怒鳴り、貶そうとするか?いいや、私はそんなことはしないよ。チームがいいプレーをしていなくても?もちろん。
誰も貶さない。ティーカップを投げたりもしない。
私は気づいているからだ。選手を壊すことは、あまりにも簡単にできるのだと。
それは自分の道から学んできた。叫ぶべきでないときに叫んだこともある。審判に言うべきでないことを言ったこともある。
仲間にぶつけるべきでない言葉をぶつけたこともある。ミスを犯してきた。重荷を作り出してきたからね」
(MKドンズなどのオファーを断り、リヴァプールでのコーチを続けることになったね。監督になりたい?)
「これまで通りには出来ないかもしれないが、あそこ(トップチーム)に戻ってくるかもしれないね。
まあ、誰かがそれを望むかどうかということによって決まるものだよ。私を戻せる立場にある誰かによってね」
U-18で無敗…“新人監督”ジェラードの哲学が心を打つ
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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