『Telegraph』は29日、「マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、ユルゲン・クロップを批判した」と報じた。
先日リヴァプールはサウサンプトンからDFフィルヒル・ファン・ダイクを獲得。その額はDFとしての世界最高記録となる7500万ポンド(およそ103.46億円)だった。
しかし、ユルゲン・クロップ監督は昨年ポグバを獲得したユナイテッドを批判し、そのようなお金を使うようになったらサッカー界から離れるとも話していた。
それから一年が経ち、リヴァプールが世界を驚かせるようなお金を使うことになった。
ファン・ダイクの件について聞かれたモウリーニョ監督は以下のように話し、クロップに過去の発言を問い詰めるよう求めたという。
ジョゼ・モウリーニョ
「この件については、ユルゲン・クロップが話さなければならないだろう。
もし私が君たち記者の一員ならば、一年前のコメントについてクロップに質問をぶつけるだろうな。
ファン・ダイクの件については、特に話すことはない。なぜなら、リヴァプールがそれを求めたのだからね。
そして、私は彼らがやったことに対してコメントを出す人間でもない。
しかし、現実としては、彼らは自分たちに合う正しい選手だと思って、本気で求めた。その後は、カネを払うか、諦めるかしかない。
それは、マーケットの仕組みがそうであるからだ。
今、ある監督やクラブが使っているお金を比較するとして…対象が10年前ではなく、3年前であったとしても、それは不可能だ。
君たちはフィルヒル・ファン・ダイクのことを歴史上最も高額なディフェンダーと言うだろう。
じゃあ彼はマルディーニやベルゴミ、リオ・ファーディナンドより良い選手か?そうは言えないだろう。
これは、マーケットの摂理なのだ。支払うか、支払わないか。
払うならば、クレイジーな額のお金を出す。そうでないなら、選手は手に入れられない。単純な話だ。
リヴァプールがやったことへの批評家もいない。そういうものだからだよ」