火曜日に行われたリベリア大統領選挙第二次投票で、15郡のうち12郡で勝利を収めたと伝えられたジョージ・ウェア。

そして28日にその暫定的な投票結果が発表され、ジョージ・ウェアが61.5%と過半数を占めたことがわかった。

まだ正式に大統領に就任することが決まったわけではないが、何らかのトラブルがない限りかなり有力な状況となった。予定では1月22日に大統領指名が行われると考えられている。

そしてウェア氏は、モンロビアの選挙本部で支持者の前に姿を表し、夫人とともに涙を流した。

かつてはサッカー選手として世界最高となるバロンドールを受賞したジョージ・ウェア。

その後政治家としてのキャリアを積み、ついに国家元首の座に上り詰めることに成功した。

ウェア氏はサッカー選手として莫大な富を得たことから汚職と程遠い人物だと考えられており、今後腐敗防止、自由教育の推進、インフラ開発と保険システムの導入を目指す。

一方、ウェア氏に反対する人々からは「政策に実現性がない」と批判されている。

しかし、2005年に就任したエリー・ジョンソン・サーリーフ現大統領も同じような政策を掲げながら失敗したという現実があり、今後ウェア氏にも厳しい目が向けられるだろう。

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