年末年始恒例のプレイバック企画!編集部お勧めの記事を再び紹介。

今回は4月28日に掲載、『Undici』によるダニエレ・デ・ロッシのインタビューをまとめて紹介。

34歳となり、引退も近いと言われるデ・ロッシ。彼が思う自分のキャリア、現代のサッカーとは…。

ダニエレ・デ・ロッシ

「トリゴリアの練習場は、信じられないような愛情を感じられる場所だ。いつかこれが日々のルーティーンから離れると考えると、とても心が痛む。

おそらく、何か他の役割を務めるだろうけど、僕にはわからない。ただ、ロベルト・ペレーカと別れることは考えられないね。

彼はユース時代から旧知のキットマネージャーだ。祖母や母、そして妻よりも僕に朝食を作ってくれた男だよ。

ここを離れることを考えると、悲しくなってくるね。人生の大部分を過ごしてきた場所だから」

「ある夏、僕はチームを離れることを考えた。そして、ロッカーを掃除しに行ったんだ。

その道すがら、僕は目が腫れるほど泣いていた。戦争に行くわけではないというのにね。

遅かれ早かれ、僕はクラブと話しあわなければならない。ただ、まだそれについては考えていないんだ。話さないことも決めている。

僕はまだしばらくプレーし続けたいと思っている。そこに疑いは全くない。昨年のように怪我をしていたら、家族と共に世界を旅するために何か考えたかもしれないけどね。

ローマに長く留まってきたことについて唯一の後悔は、他の国の雰囲気を全く感じられなかったことだ。例えば、イングランドやスペイン。そのスタジアム以外での文化をね。

僕は他の場所でどのように生活が行われているのかを知りたかった」