『BBC』は2日、「元イングランド代表MFトレヴァー・シンクレアは、飲酒運転の罪を認めた」と報じた。

トレヴァー・シンクレアは1973年生まれの44歳。かつてウェストハム・ユナイテッドやマンチェスター・シティでプレーした名MFである。

イングランド代表としても12試合に出場した経験を持ち、2002年ワールドカップのメンバーにも選出されていた。

2008年に現役を引退した後は指導者や解説者として活動する他、2015年にはランカスター・シティで1試合だけ現役復帰している。

記事によれば、彼は昨年11月12日に大きな事件を起こしていたとのこと。

シンクレアは自宅近くでタクシーから出てきた女性との衝突事故を起こし、駆けつけた警察によって飲酒運転だったことが発覚。

彼はパトカーに乗せられることになったが、その後警官に対して侮辱的、人種差別的な発言を繰り返した他、放尿までしたという。

この事件によって、シンクレアには150時間の無償奉仕、20ヶ月の運転禁止処分、さらに侮辱した警官への慰謝料500ポンド(およそ7万6000円)の支払いが命ぜられた。

また、人種差別については「シンクレアはレイシストではない」と警察側から認められ、無罪となっている。

なお、シンクレアは『BBC』で解説者として仕事をしてきたが、この事件によって今後の起用が無期限に見送られるようだ。お酒は怖い…。

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