原 博実(Jリーグ 副理事)

「J2、J3も優勝監督賞と優秀監督賞とを分けて全部作るように今やってるんですよ。

じゃあそれを『誰が決めるの?』って言った時に、今まではJ1の実行委員が選考委員会みたいになってて。

でもJ2、J3は分からないから、それをちゃんとしたメンバーをある程度組んだり、外の人とかに入ってもらって。

この予算規模で、このメンバーでこのサッカーやってる監督凄いよね、とか。もっとそういう話題が出てこないと。

ただ優勝したからここ(優秀監督賞を受賞する)っていうのと、おれ全然違うと思ってるの。

そういうのを皆さんと、あるいは見ているサポーターから『この監督じゃないの?』とかっていうのをやりたい。

だから、番組で『今この人凄いよね』とか『このチームのこのサッカーおもしろいよね』っていうのを…ちょっとやりませんか」

昨年末に行われたJリーグアウォーズでは監督の表彰も行われ、J1では「優勝監督賞」と「優秀監督賞」が、J2、J3では「優秀監督賞」がそれぞれ設置された。

J1では川崎フロンターレをJ1制覇に導いた鬼木達監督が優勝監督賞を、またセレッソ大阪をルヴァンカップ優勝に導いたユン・ジョンファン監督が優秀監督賞を獲得。

その一方で、J2とJ3の優秀監督賞はそれぞれのリーグを優勝した監督(J2は湘南ベルマーレのチョウ・キジェ監督、J3はブラウブリッツ秋田の杉山弘一監督)が受賞している。

しかし原氏としては、J2やJ3でも優勝チーム以外で卓越した手腕を発揮した監督がいれば表彰しなければいけないと考えているようで、その設置に向け今動いているようだ。

さらにその選定にあたってはJリーグ側だけで決めるのではなく、外部の人材やファンを巻き込みつつやっていきたいのだそう。これは良い試みである。

それにしても…「あ、これまだ言っちゃいけないのかな?ま、いっか」というのはいかにも原氏らしい!

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