『Courrirer International』は25日、「ロシアワールドカップに向けて、会場となる11の都市で野良犬の撲滅作戦が行われた」と報じた。
2014年に行われたソチ冬季五輪の前、ロシアは民間企業と契約し、野良犬の大量処分を行ったと言われる。
会場建設に携わった労働者が食料を残すため、そこに野良犬が集中することになった。そして大会を前にして景観の問題と観客の安全保護のために多数の野良犬が捕獲され、毒物によって殺処分された。
そして、今回もロシアはワールドカップの開催地となる11の都市で野良犬を処分する計画を進めているとのこと。今回は更に野良猫も対象とし、原則的にはすべての個体を処分することを目標としているという。
動物保護団体は「犬一頭あたりの処分費用は6000~9000ルーブル(およそ1万2000円~1万8000円)で、それがあれば捕獲、ワクチン接種、殺菌はできる」と訴えているようだ。
また、「これはロシアの評判の問題になる。我々は、通りで動物を虐殺し、血まみれの死体をトラックに投げ込むような野蛮人ではないのだ」と、方法の残酷さを批判しているとのこと。
なぜ殺処分を選択するかという点に関しては、これが公的資金を得るための口実であるからだとも指摘されている。
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