4人の異なる監督の下で戦った7年間。1度はヨーロッパの大会に出られず、2回はグループステージで敗れ、最高が準々決勝。それがサッカーの遺産というものだ。
プレミアリーグを見てみよう。最後の優勝は2012-13シーズンで、それからの4年間は4位、5位、6位、7位だ。7年で最高が4位だ。それがサッカーの遺産だ。
統計は現実だ。
マンチェスター・シティはこの7年間で最低の成績が4位だ。2回チャンピオンになった。まあ、君たちはもう3回のようなものというかもしれないが。でもまだ2回だ。それが遺産だ。
オタメンディ、デ・ブライネ、フェルナンジーニョ、ダビド・シルバ、スターリング、アグエロ。彼らは以前からの投資であり、この2年間で出たものではない。
どれだけのユナイテッドの選手が退団したか知っているか?彼らがどこでプレーし、そしてどんなプレーをしているか。プレーしていればの話だがね。
それがサッカーの遺産だ。いつか私がマンチェスター・ユナイテッドを去る時、次の監督がルカク、マティッチ、デ・ヘアらが長い間チームに居ることに気づく。
彼らは違ったメンタリティ、クオリティ、バックグラウンド、ステータスを持ち、ノウハウを知っている。なぜチャンピオンズリーグ準々決勝に行けたのかを知っている。
そして、いつも勝ち残るチームにはそのような存在がある。
バルセロナはこの7~8年いた。レアル・マドリー、ユヴェントス、バイエルンももちろんそうだ。
私にとって良いことは、オーナーやウッドワード(CEO)、アーノルド(コマーシャルディレクター)らと意識を共有できていることだ。
全てに合意している。何を持っているか。次に向けて何に投資するか。正確に分かっている。だから人生は素晴らしい。私は素晴らしい仕事を持っている。
敗北は「遺産」が原因だ…モウリーニョ、12分に及ぶ衝撃の熱弁
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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