3月23日、日本代表はベルギーのリエージュでマリと親善試合を行い、終了間際に中島翔哉が決めた同点弾により1-1で引き分けた。
ワールドカップ本大会に向け、「仮想セネガル」として注目を集めた一戦。
日本は34分に先発の大島僚太が負傷し山口蛍との交代を余儀なくされると、44分、アブドゥライ・ディアビのゴールで先制を許す。
後半も攻め手を欠く場面が多かったが、その中で光るプレーを見せたのが、代表デビュー戦の中島翔哉だった。
60分に宇佐美貴史と交代でピッチへ投入され、持ち前のドリブルでチャンスメイク。数少ない日本の攻め手となり、最後は後半アディショナルタイムに三竿健斗のクロスを流し込み、代表初ゴールをゲットした。
苦しい試合でチームに貴重な“勝点1”をもたらした中島。裏を返せばチームとしてのチグハグさが目立った試合であり、4日後の27日に行われるウクライナ戦での立て直しが注目される。