ヴァイッド・ハリルホジッチ氏の解任劇は日本中を激震させたが、サッカー界の一寸先は闇。

「100年に一度の奇跡」でレスターをプレミア制覇に導いたクラウディオ・ラニエリ監督、浦和レッズに10年ぶりのアジア制覇をもたらした堀孝史監督も翌シーズンに解任されており、“昨日の栄光は今日の過去”に変わる厳しい世界である。

もちろんクラブチームにも同じことが言えるだろう。

スペインでは一時“オイルマネー”によって潤い、CLにも出場したマラガが11シーズンぶりに降格。

ドイツでは昨季の躍進で今季ELに出場した大迫勇也所属のケルン、オランダでは過去に宮市亮が在籍し、3強が牙城を形成するリーグにおいて2009-10シーズンに初王者に輝いたトゥウェンテがここ数年の財政難もあり、最下位での降格となった。

また、下部リーグでは昨季までプレミアだったサンダーランド、ブンデスリーガでの優勝経験を持つカイザースラウテルンが3部降格の憂き目にあっている。

シーズンも残りわずか。今回は、まだ降格の可能性がある名門および強豪チームを特集してみよう。