いよいよ本日未明、UEFAヨーロッパリーグの決勝マルセイユ対アトレティコ・マドリーが行われる。

日本人としては、何といっても負傷から復帰したマルセイユの酒井宏樹に頑張ってもらいたいところだが、今季は、南野拓実がレッドブル・ザルツブルクで躍進するなど、2人の日本人がこのハイレベルな舞台で4強入りに成功した。

そこで今回は、UEFAが主催する主要な国際大会で頂点に立った、あるいは頂点に迫った経験を持つ貴重なアジア人選手たちをご紹介しよう。

内田篤人(日本)

2010-11 UEFAチャンピオンズリーグ ベスト4(シャルケ)

2010-2017まで古豪シャルケに在籍し、公式戦153試合に出場した内田篤人。

若い頃はその類まれな才能に依拠した攻撃的な選手であったが、ドイツの地でタフさと守備能力を飛躍的に伸ばし、現実主義的なプレーヤーへと大きく変貌を遂げた。

そんな彼はシャルケ時代の1年目に欧州の舞台で輝かしい結果を残している。途中、恩師マガト監督が解任される事態となったものの、準々決勝インテル戦で長友佑都との日本人対決を制すと、クラブ最高成績となるベスト4入りを達成した。