今週で最終節を迎えるブンデスリーガ。酒井高徳と伊藤達哉が所属するハンブルガーSVは、チーム史上初となる2部降格の危機に瀕している。

16位で入れ替え戦に臨むためには、ボルシアMGとの最終戦で勝つことが絶対条件。そのうえで、ヴォルフスブルクの結果待ちとなる厳しい状況だ。

それでも、今年は豊川雄太が最終節で残留を決めて英雄となったオイペンのようなケースもある。ここでは、それと同じような奇跡の残留劇を振り返ってみたい。

1988-99シーズンのフランクフルト

現在、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルト。このシーズンはラスト4試合に全勝し、奇跡的な残留を成し遂げて伝説となった。

最終節では前年覇者のカイザースラウテルンをなんと5-1で撃破!得失点差的に降格が決まる寸前だった後半44分にあまりにも劇的なゴールが決まる。

これでニュルンベルクと勝点&得失点差で並ぶと最後は得点数で上回りミラクルでの残留が決定。最終節で王者から5点を奪い、89分に逆転残留というのはそうあることではない。