オーストラリア・AリーグのシドニーFCは、「来季の監督としてスティーヴ・コリカ氏が昇格する」と公式発表した。
今季レギュラーシーズンを制覇したものの、決勝トーナメントにあたるグランド・ファイナルで敗れてしまったシドニーFC。
チームを成長させてきたグラハム・アーノルド監督は今季で退任し、オーストラリア代表に移ることが決まっている。
その後任が誰になるのか注目されていたが、昨日クラブは「スティーヴ・コリカ氏と契約した」と発表した。
CONFIRMED | We've appointed club Legend Steve Corica as our new Head Coach - https://t.co/EiY92IHz4w #SydneyIsSkyBlue #HeadCoachCorica pic.twitter.com/zhAPkTORmp
— Sydney FC (@SydneyFC) 2018年5月16日
スティーヴ・コリカ氏は1973年生まれの45歳。かつてはオーストラリア代表の中盤で長く活躍した選手だ。
2000年にはエディ・トムソン監督に呼ばれてサンフレッチェ広島に加入し、2シーズンの間活躍を見せたことで知られる。
2010年にシドニーFCで現役を離れた後は、そのままユースのコーチに就任して指導者に。
次年度からはトップチームのアシスタントコーチに昇格し、今季まで複数の監督の下で長く現場を担当してきた。
グラハム・アーノルド前監督ももちろん1997~98年にサンフレッチェ広島でプレーした元Jリーガー。2014年にはベガルタ仙台も指揮した。
なお、来季パース・グローリーの監督となるトニー・ポポヴィッチとはかつて広島の同僚であり、さらにシドニーFCでもともにコーチをしていた間柄。この対戦もまた楽しみである。
オーストラリア・Aリーグにおけるサンフレッチェ広島OBの影響力が、なんともスゴイことになっている…。
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