7月7日、ロシアワールドカップ準々決勝、ロシア対クロアチア戦がフィシュト・オリンピックスタジアムで行われた。
クロアチアがボールを持ちつつ、ロシアがカウンターを狙うという予想通りの展開に。
そんななか、前半31分に驚きの先制点が生まれる。
ロシアMFデニス・チェリシェフがワンタッチでいい位置に持ち出すと、そこからズドン!左足から放たれた強烈かつ正確なシュートがネットを揺らし、ロシアがまさかの先制に成功。
だが、クロアチアもすぐに反撃。8分後に左サイドを崩すと、マリオ・マンジュキッチのクロスにアンドレイ・クラマリッチが頭で合わせて同点に追いつく。
1-1で迎えた後半、イヴァン・ペリシッチの決定的なシュートがポストを直撃するなど勝ち越し点は生まれず。両チームともに2試合連続の延長戦を戦うことに。
迎えた延長戦ではロシアに何度かチャンスが訪れるなか、先に勝ち越したのはクロアチア。モドリッチのコーナーキックにDFドマゴイ・ヴィダが合わせたボールがネットに吸い込まれたのだ。
だがしかし!延長後半にドラマが待っていた。ブラジル出身のロシア代表DFマリオ・フェルナンデスがセットプレーから値千金の同点ヘッド。
2-2のまま120分が終了し、勝負はPK戦に。両チームともに今大会でPK戦を経験していたが、今回はクロアチアに軍配。
これで準決勝はフランス対ベルギー、イングランド対クロアチアという対戦に決まった。