先日、イタリア・セリエB(2部)に所属していたバーリとチェゼーナが、今季の登録を行うことができなかった。
この2クラブは破産宣告を受け、今後新たな投資家を見つけられればセリエD(アマチュア)から再スタートすることになる。
また、セリエBではアヴェッリーノが経営危機に陥っており、新たな投資家を見つけ出すための猶予を与えられている状況だ。
イタリアでの破産と言えば、フィオレンティーナが有名だ。2002年に経営破綻した彼らは一度アマチュアに降格し、そこから這い上がってきた。
『La Repubblica』によれば、フィオレンティーナの破産以降、イタリアでは153のクラブが同じように破綻してきたとのこと。
年間では平均8~9つのクラブが消滅、あるいはプロクラブとしての役割を果たせなくなっている。
今季はモデナ、ヴィチェンツァ(セリエB)アクラガス、メストレ、レッジアーナ、アンドリア(セリエC)が経営破綻した。
その中でヴィチェンツァはバッサーノ・ヴィルトゥスと合併することで存続。モデナはセリエDから再スタートが決まった。
他にも現在クネオ、マテラ、プロ・ピアチェンツァ(セリエC)が倒産の危機に陥っている。